アフリカ・ケニアのコロゴッチョスラムの女性や子供たちに、甘えではなく”自律”と”自立”に基づいた生きる力を育てます。日本の皆さまにもアフリカの人々の魅力が伝わるように、一人一人の小さな力を合わせたつながりが、笑顔で結ばれていく関係を目指します。
今年も国内最大級の国際協力イベント・グローバルフェスタが開催されています。LBIでは、サブステージBにて「10年の軌跡とアフリカコミュニティのリアル」と題してオンラインで発表を行います。
LBIの広報を担当してくださっているICUの学生の大竹さんも、司会・ファシリテーターとして登壇します。この機会にぜひ、LBIの活動をご覧ください!
発表タイトル:10年の軌跡とアフリカコミュニティのリアル
日時:2023年10月1日(日)午前10時半~11時15分
会場:オンライン
参加リンク:https://dtbn.jp/VrCBIGWR
参加費:無料
木はアフリカのコミュニティにとって重要な資源です。日陰と避難場所を提供し、土壌浸食を防ぎ、荒廃した土地を回復するのに役立ち、貴重な食料と栄養源にもなります。植樹活動は、貧困に取り組み、コミュニティの生活を改善するアクションでもあるのです。植樹は気候変動の影響を緩和する最も効果的な方法の 1 つです。 1 本の成熟した木は、25kg 以上の有害な温室効果ガスを大気中から除去できます。炭素隔離は、アフリカの地域社会にとって「ウィンウィン」を意味します。コミュニティは、より多くの木を植え、気候緊急事態との闘いを支援する世界的な取り組みで役割を果たしています。 LBI は環境再生活動の一環として、90,000 本近くの苗木を植えてきました。植樹は、コミュニティの活動の重要な部分です。気候がますます暑くなり、降雨量がより予測不能になり、異常気象がより広範囲に及ぶにつれ、植樹の重要性がこれまで以上に高まっています。
LBI は、コロゴチョの地域住民とともにグリーンベルト運動を継続的に実施しています。7月もご参加くださった皆さま、ありがとうございます!
アフリカの都市化の傾向は今後 10 年で倍増すると予測されており、都市とその周辺地域の人口も同様に増加します。人口の増加は、都市人口の増加に伴う開発や人間の活動により、廃棄物の発生量も 2-3 倍になることを示唆しています。世界レベルでの廃棄物発生量は 2050 年までに倍増すると予想されており、都市および都市中心部が廃棄物発生の最大の原因となっています。したがって、アフリカには、持続可能な廃棄物管理の将来に全体的に取り組む対策と政策が必要となるのです。この点で、アフリカは廃棄物管理インフラを見直し、現状のギャップを浮き彫りにする必要があります。アフリカで横断的に起こっている問題の 1 つは、廃棄物のリサイクルの可能性とリサイクルによる経済的および環境的利益の完全な実現とのギャップです。資金から人員に至るまで適切な廃棄物管理を維持できるインフラだけでなく、最適に稼働するリサイクルシステムを持っている国は 10% 未満です。
LBI は、コロゴッチョの地域住民主体の廃棄物管理を推進し、持続可能な未来に向けてプラスチックとアルミニウムの分別回収による循環型社会を構築しています。 7月も地域の人々も参加し、清掃などの活動が行われました。持続可能なコミュニティのための基礎がここにはあります。参加者の皆様、本当にありがとうございました!アサンテ・サーナ!(アサンテ・サーナは、スワヒリ語で「ありがとうございます」の意味。)
7月に入り、物価高と税の値上がりに抗議する大規模なデモンストレーションが、ケニア各地で起きています。
死傷者も出ていることが報道でも伝わっているところですが、ついにその波が、わたしたちのコロゴッチョにも押し寄せ、学校の窓ガラスが割られています。幸いなことに、学校内部にまでは押し寄せず、けが人も出ておりませんが、しばらくはこのような状況が続くことが予想され心配されるところです。
集団登下校を含め、先生方を中心に子どもたちの安全確保の対策も進められています。
このまま大事にならないことを祈るばかりです・・・
今月に入り、ケニアでは、物価高と税の値上がりに住民の方たちが大規模なデモンストレーションが起こっています。
世界的なインフレの影響が収まらぬ中、コロゴッチョスラムでは、学校に行く余裕のない子どもたちが路上にあふれています。
そんな中にあって、毎回給食の食材を提供くださるアルファジリ様のご協力のおかげで、子どもたちは、学校での安定した食育の恩恵のもと生活を続けています。7月も本当にたくさんの高品質な食材のご提供、ありがとうございます!社会情勢も一日も早く落ち着いてくれますように。
LBIでは、HIV陽性やシングルマザーの女性たちを中心にKorogocho Smart Women Group を立ち上げ、ジーパンのデニムの生地を再利用したバックや、買い物用のエコバックの生産活動を行っています。責任ある消費と生産は、SDGs12でも掲げられている目標ですが、その実現のために、循環型社会形成のためのリサイクルワークショップ活動を継続させています。
つくられたバックは、学校に無料配布されたり、コロゴッチョのストリートマーケットで展示もされています。日常的に様々な課題に直面している脆弱な環境にある女性たちにとって、作業場は様々なことを忌憚なく相談しあえる憩いの場ともなっています。
みんな、日々の活動お疲れさまです!
LBIでは、お陰様で来月設立から10周年をお迎えします。
ここまで本当に多くの皆様からたくさんの温かいご支援を受けることができました。10周年に感謝しながら、現地の仲間たちと着実に日々一歩づつ活動を継続させていきます。
どなたでもご参加できますので、参加希望なさる方は、27日(火)の正午までに、下記のフォーマットからご連絡下さい。
皆様のご参加、お待ちしております!
LBI2023年度年次総会&活動報告会
日時:2023年6月27日(火) 午後7時半から
場所:オンライン
参加方法:ご参加なされる方にご招待用のURLをメールにてお送りさせていただきます。
お手数ですが、以下のフォームからお申し込みださい。
参加のための登録フォーム: https://forms.gle/zh54C4yY1FWLVmCTA
※写真は、今月の食材の搬入と各学校の子どもたちの様子です。
いつもご支援ありがとうございます!
アマニ教育センターのホールは、コロナとインフレーションにより、突然オーナーさんから追加の支払い料金が求められておりましたが、金額の根拠等話し合いも時間をかけて行われ、無事お支払いも完了いたしました。
スラムコミュニティでの日常、突然思いがけなかった課題が発生することも多々ありますが、そのたびに、現地の代表フローレンスやマイケル校長先生をはじめみなで知恵を出し合って解決に結びつけています。
今週は、火曜日に食材がアルファジリ様から学校に届けられます。みんな、よく食べよく学び、みんな仲良くよく遊んでね!
LBIでは、HIV陽性のシングルマザーを中心に女性グループ("Korogocho Smart Women Group")を組織して、ジーパン工場から排出される余剰デニムの生地を再利用したリサイクルバックを製作しています。バックには、アドボカシーの一環として、”マスクをつけよう” "Reduce Reuse Recycle"のようなメッセージをつけておりましたが、今回そのデザインを一新して、よりメッセージが視覚的にもわかりやすいものとしています(教科書の絵や木の絵が入っています)。ノーベル平和賞受賞者である故ワンガリマータイ博士がケニアに伝えてくださった"Mottainai"もしっかりとデザインに入っておりますが、こうした工夫をすることによってより社会に広く認識されるリサイクル活動と女性たちの収入向上活動の展開を目指していきます。このデザインを考えたのも女性たちですが、Korogocho Smart Women Groupは、LBIの活動の力強い牽引者です。みんな、お疲れさまでした。
「全ての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。」は、SDG2が掲げるゴールですが、その達成のため、LBIは、コロゴッチョの子どもたちへの栄養価の高い給食食材の支給を継続して行って参ります。いつも新鮮な食材を届けてくださるAlphajiri様、本当にありがとうございます!みんな、よく食べてよく学んでね!
ケニアでは、先週月曜日(8日)から2学期が始まっています。
学校が始まる前には、マイケル校長先生と奥様のローズ先生を中心に、学校の黒板の修復など、再開に向けた準備もしっかりと進めております。やはり、新しい黒板を購入しても月日とともにメンテナンスが必要となり、またコストがかかってしまうのは、これは仕方のないことですが、先生たちもいまあるリソースを大切に再活用しながら子どもたちへの質の高い教育の提供に努めています。朝から晩まで休みの間も手が止まらないマイケル校長先生ご夫妻の献身的な活動に支えられて、アマニ教育センターでの教育活動は日々進んでいます。マイケル先生、ローズ先生、いつも本当にお疲れ様です!
今週は10日(月)までがイースター休みでしたが、11日(火)に給食食材が、元青年海外協力隊の薬師川様のアルファジリから搬入されています。インフレと燃料費の高騰による影響は、食糧を含む生活必需品の価格の値上がりに反映し貧困層を直撃していますが、LBIはSDGs2の「全ての人々に栄養を届ける」の達成のため、学校での給食プログラムの継続的な安定供給と実施を行っていきます。アルファジリ様、いつも高品質な食材の提供、ありがとうございます!引き続きよろしくお願いいたします。みんな、たくさん食べて、元気に仲良く学んでね!
LBIでは、コロゴッチョスラムの子どもたちのセーフティネットを構築するため、6校のコミュニティスクールと協働で、教育支援活動を展開しています。2023年1月からは、ケニアでは新たにジュニアセカンダリー制度(中学校)が始まっておりますが、実態としてスラムの子どもたちを受け入れてくれるジュニアセカンダリースクールはなく、LBIのアマニ教育センターとレヘマスクールでジュニアセカンダリーのカリキュラムをスタートさせています。3月には、そのための教科書の補充と、12月に学校に盗難に入られたTBAスクールの教科書の購入を行っています。
新しい教科書とともに、みんな元気に仲良く学んでね!
気候変動を緩和させるために、地域からできることの一つは二酸化炭素の吸収を促進させる植樹活動を行うことです。地域住民が未来を担う子どもたちといっしょに木を植えることは、地域における環境意識を育て、将来につながる持続可能なコミュニティ形成にも繋がります。
3月も2つのコミュニティスクールの子どもたちを含め80名を超える方たちが参加してくださいました。集合写真の背景にうつっている木々は、以前の植樹活動で植えたものになります。
2022年度もナイロビ川河川敷に千本以上の木々を植え、試算で約2.4トンの二酸化炭素の吸収につながっています。
”木を植えることは、未来への希望の種を撒くこと”というノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ女史の言葉に習い、2023年度も引き続き、植樹活動を継続させていきます。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
35回目の”Mottainai"環境セミナーが3月25日(土)に盛況のうちに終了しています。今回も、ACCEF(アフリカ児童教育基金の会)から、エンブ県の環境専門家のライナス様と、エンブの”ワンガリ・マータイ”モーリー様が、100人以上のコロゴッチョの人々を前に、熱心な講習を行ってくださいました。
気候変動のコミュニティのもたらす脅威やリスク、それに対処するための植樹や廃棄物管理の大切さ、そして日常生活の環境に優しいライフスタイルまで多義にわたってお話しくださっています。参加した住民の皆さまも、日本の"Mottainai"を伝える”Mottainai"ソングを声高らかに歌ってくださいました。
ACEF様、ライナス様、モーリー様、そしてご参加のみなさま、本当にありがとうございました。アサンテ・サーナ!(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
女性たちのエンパワーメント。それは子どもたちの教育支援活動と並んで、LBIの活動の大きな柱でもあります。LBIでは、シングルマザーで、HIV陽性の女性たちを中心に、女性グループを組織し、自立支援そして相互扶助の場の設定を目指して活動を継続させています。コロナのパンデミック以降には、新たに換気の良い、スペースが十分かつ治安の良いコロゴッチョに隣接した場所に女性たちの作業場を設け、リサイクルバック、エコバックや学校のユニフォーム、マスクの製作に取り組んできています。
今回、その女性グループのモチベーションアップと活動へのコミットメント、そして更なる広報活動も目指し、女性たちのユニフォームを製作しています。
女性たちの活躍は、コミュニティを大きく発展させるための大きな原動力となります。コロゴッチョ・スマート・ウーマングループ。その名前のように、これからも素晴らしい成果を上げていきますよう、そして、コロゴッチョの脆弱な環境下に置かれた女性たちの憩いの場としても機能していくことも期待しています。
みんな、お疲れさま、そしてこれからもよろしくお願いいたします!
1月中旬から、コロゴッチョ現地で活動してくださった末島さまが日本に戻られております。LBIの環境活動、学校活動、そして小児科医として子どもたちの診察も行ってくださりまさに大車輪のご活躍でした。医師としての今後のご活躍とご発展をお祈りいたします!お疲れさま、そしてありがとうございました!
LBIでは、脆弱なスラム環境を改善するために大きな障壁となっている廃棄物を減らすため、アルミニウム・プラスチックの分別回収、そして清掃活動を住民の方たちと定期的に実施しています。
活動のスケールアップを目指し、2月は特に力を入れて参加への呼びかけを行いましたが、その結果、これまでになかった100人近い方たちが、活動に参加してくださいました。
住民参加型の廃棄物マネジメントを確立させることは、コミュニティにおける生活の質の改善に大きくつながていきます。日本の"Mottainai"の哲学を伝えながら、リサイクルに基づいた循環型社会、コミュニティの形成に向けて、また一歩前進です!参加してくださった皆さま、ありがとうございました!
先月25日に、恒例の植樹活動がナイロビ川河川敷で開催されています。今回も複数のコミュニティスクールから子どもたちと、地域住民の方合わせて80名以上が参加してくださっています。
河川敷の土壌の改善具合を見るために、土壌計測器を使用し、さらにノウサギの堆肥を土壌改善に活用するためにもちこんでいます。長年の廃棄物による汚染によりまだまだ酸性の値が大きい河川敷の土壌ですが、緑の絨毯、植樹活動の継続により環境に優しい河川敷環境の回復保全も目指していきます。参加してくださったみなさま、お疲れさまでした!アサンテ・サーナ。("アサンテ・サーナ”はスワヒリ語で、「ありがとうございます」の意味。)
34回目の"Mottainai"環境セミナー、今回も約100人のコミュニティの住民の方たちと共に終了しています。今回は、参加者中心のよりアクティブなセミナーにするために、いつもと会場のレイアウトを変更し、実際に体を動かしながら、循環型コミュニティ形成のための廃棄物管理の大切さと気候変動のコミュニティもたらす脅威について、エンブ県の環境専門家ライナス様とエンブ県の”ワンガリ・マータイ”モーリー女史に講義いただきました。セミナー終了後には、プラスチックやアルミニウムの廃棄物の分別活動に参加したいというボランティア希望がたくさんLBI事務局にご連絡くださっています。ご参加くださったみなさま、そして、いつも素晴らしい講義をしてくださるライナス様、モーリー様、本当にありがとうございました!アサンテ・サーナ(アサンテ・サーナは、スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
1月下旬から、新しい1年が各コミュニティスクールで幕を開けていますが、アルファジリ様からの食材も各学校に届けられています。SDGs2 では、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料 を十分得られるようにすることを目標としておりますが、LBIもコロゴッチョのすべての子どもたちが十分な栄養を得られるように、今年も引き続きコロゴッチョのコミュニティスクールの給食支援を行って参ります。
いつも新鮮な食材を届けてくださるアルファジリの皆さま、本当にありがとうございます!アサンテ・サーナ(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
33回目となった"Mottainai"環境セミナーも、いつものように100人以上の方が参加され、盛況のうちに終了しています。エンブ県の環境専門家のライナス様、そしてエンブの”ワンガリ・マータイ”ことモーリー様が、今回も大いにセミナーを盛り上げてくださいました。気候変動が地球社会にとって大きな脅威となっているいま、コミュニティレベルで何ができるのか、またその適応のための廃棄物管理などライフスタイルのあり方についても講義いただいております。今回は、コロゴッチョのチーフ行政官の方も参加してくださいました。コロゴッチョに響き渡った"Mottainai"ソング、スラムコミュニティにおける環境モデル地区を目指して、引き続き活動がんばってまいります。ライナス様、モーリー様、そしてご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
アサンテ・サーナ(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
"Mottainai"環境セミナーも2023年になり第33回目を迎えています。現地の末島さんとインターンの伊東さんも手分けをしてコロゴッチョの人々に環境セミナーの参加の呼びかけと説明を行っています。今回も、エンブ県の環境専門家のモーリー様とライナス様をお迎えし、気候変動へのコミュニティベースの適応策についてみんなで考えながら、現地に"Mottanai"ソングをコミュニホールいっぱいに響かせます!
小児科医で、帝京大学大学院で公衆衛生を学ばれている末島様が、先週よりコロゴッチョでの活動に参加してくださっています。体当たりで、飛び込んでくださって本当にありがとうございます!コロゴッチョのみんなと活動がんばってください!
コロゴッチョのコミュニティスクールの先生たちは、大半が貧困のバックグラウンドから途中で進学をあきらめざるを得ず、正規の教員免許を取得できていません。そんなコロゴッチョの子どもたちの教育の質を高めるためはじまったのが、エンブ県No1の小学校を運営するアフリカ児童教育基金の会様での教員の方たちを対象にした研修です。今は亡き塩尻所長様の、アフリカ・ケニアの子どもたちのために、という思いのもと、こうして今回も無事開催していただけたことに深く感謝するばかりです。約1週間にわたる泊まり込みでの研修。みんな、本当にお疲れさまでした。そしてACEFの皆さま、カリユキ校長先生、佐藤様、本当にありがとうございます!アサンテ・サーナ!(アサンテ・サーナは「ありがとうございます」の意味のスワヒリ語)
アフリカ児童教育基金の会(ACEF)様での教員研修が年明け早々からエンブ県の学校で始まっています。(1月8日から13日まで)今回は、6つの学校から30名弱の先生たちがコロゴッチョから参加しています。研修中は泊まり込みで行われ、コミュニティスクールの横の連帯を深めることも目的との一つです。 研修は写真のように全員が集まっての朝の体操から始まります。
エンブ県のNo1スクールのノウハウをしっかりと学んでコロゴッチョの子どもたちの教育の質の改善につなげてください!
新年のお慶びを申し上げます。
廃棄物管理は、アフリカのすべてのコミュニティが直面している社会的、経済的、環境的な問題です。持続可能な開発のためのグローバルな 2030 アジェンダを達成するためには、持続可能な廃棄物管理アプローチは、政治的優先度に値する環境および公衆衛生上の必須事項でなければなりません。廃棄物の管理が不十分である現在の理由には、とりわけガバナンス構造の脆弱性が含まれます。適切なスキルの欠如;不十分な予算;弱い法律;施行の欠如;世間の認知度の低さ。腐敗、紛争;政治不安;そして政治的意思の欠如。問題の中心にあるのは、ガバナンスの失敗です。しかし、その隙間から、市民参加型アクションなど、多くの社会イノベーションが生まれています。廃棄物が二次資源として提供する機会を認識するイノベーション。廃棄物を投棄場や埋め立て地から再利用、リサイクル、回収に転用することで、何千もの非公式の廃棄物回収業者の生活を改善できると同時に、アフリカ大陸に新しい雇用とビジネスチャンスを生み出すことができます。ポリマー、繊維、金属、栄養素などの二次資源を地元のバリューチェーンに再導入することは、製造業の経済を強化し、製品輸入の経済的負担を軽減する可能性があります。廃棄物を管理下に置き、「廃棄物」が「資源」として提供する機会を解き放つには、政府、企業、市民社会による即時の介入が必要です。LBIは、コロゴ町のコミュニティの人々と革新的な廃棄物管理の実装を継続的に推進しています!!
2023 年が皆さまにとってより良い年になりますように。
少し早いですが、コロゴッチョでは、恒例のクリスマスチャリティーイベントが開催されています!
200名以上の子どもたちは、ジュースやお菓子をいただきながらプレゼントの洋服も配られ、みなでクリスマスのお祝いをしました。LBI希望基金の奨学生の子どもたちもお手伝いに駆けつけてくれています。日本からのたくさんのご支援も本当にありがとうございます。みんな、メリークリスマス!
地域の住民参加型の植樹活動は、コミュニティの憩いの場であるナイロビ川河川敷の生物多様性の保全及び回復、グリーンベルトの拡大に大きく貢献しています。活動をはじめた当初は、放置された廃棄物に覆われた河川敷も、緑が広がりつつあり、参加した住民のみなさま、子どもたちも緑の豊かさに活動の大切さを実感しながら、河川敷の土手に苗木を一つ一つ丁寧に植えています。12月は、クリスマス、そして年末も近づく中、2022年のグリーンベルト活動も、順調に実施することができました。
参加してくださった皆さま、お疲れ様でした。アサンテ・サーナ!(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
先週、パートナー校であるTBAスクール(ローズマリー校長先生:児童数約250名)に強盗が侵入し(写真のように、学校の屋根から天井に穴をあけて侵入しています)、数百冊あった教科書を持ち去るという事件が起きています。
2022年の学期も終わり、進学のための試験も終わったこの時期、年末・クリスマスに向けたムードも高まる中でのこの事件に、関係者はみな呆然とし、ショックを受けています。もともと、クリスマスを控えたこの時期は、ナイロビ市内でも強盗事件が多発し、治安も悪化するのが常態化しておりましたが、最近、ストリートでの事件も減少傾向にあったコロゴッチョのまして学校が襲われたことに、衝撃を受けています。
校長先生は、LBIの代表のフローレンスと一緒に写真のように警察に被害届を出していますが、奪われた教科書が戻ってくる可能性はまずありません。
生活に困窮しての犯行であるとは思いますが、大切な子どもたちの未来を奪うような行為は、本当にあってはならないことと、今後の対応を協議しています。
2022年のケニア小学校卒業認定試験(KCPE)が無事終了しています。結果は、順調にいけば2週間後に通知されるとのこと。今回は、最上級生の8年生だけでなく、新しくジュニアセカンダリー(中学校)が設置されることで6年生も受験しています。
みんな本当にお疲れさまでした!みなにとって結果が良いものでありますよう。
先週の金曜日、コロゴッチョのアマニ教育センターをはじめ各コミュニティスクールで学年末の終了式が行われています。
併せて、いよいよ明日(28日)から始まる、ケニア全国小学校卒業認定試験(KCPE)に向けての出発式もコロゴッチョのコミュニティスクールといっしょに行っています。ケニアでは100万人以上の子どもたちが受験する、進学のための登竜門。一人でも多くの子どもたちが、夢への切符をつかむことができるよう、みなで応援しています。みんな、がんばって!!
地域に木を植えるグリーンベルト運動は、地域に根ざした重要かつ貴重な緑の活動です。木は、空気の質を改善し、雨水を緩和し、日陰を提供して景観の質を高め、野生生物の生息地を提供し、資産価値を高めることで、コミュニティに利益をもたらします。これらは、木が私たちの生活の質を向上させる方法のほんの一部です。さらに、木は私たちが呼吸するために必要な酸素を放出します。木は雨水の流出量を減らし、水路の侵食と汚染を減らし、洪水の影響を減らすことができます.野生生物の多くの種は、生息地を樹木に依存しています。木は、多くの鳥や哺乳類に食物、保護、家を提供します。
LBIでは、コロゴッチョのコミュニティスクールの子どもたち、そして地域住民の皆さまと、ナイロビ川河川敷の環境再生・保存のためのグリーンベルト運動を続けています。11月の活動に参加してくださった皆さま、ありがとうございました!アサンテサーナ。(アサンテサーナは、スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
LBIでは、元青年海外協力隊の薬師川様が運営する青果店Alphajiri と協働で、コロゴッチョの6校(約1200名)に給食食材を届ける活動継続させています。
11月も、お蔭様でたくさんの新鮮な食材が届けられています。
全てのコロゴッチョの子どもたちが学校給食を享受でき、学習に専念できる環境を整えることが大きな目標ですが、今月は、100万人以上の子どもたちが受験するケニア全国小学校卒業認定試験(KCPE)も開催されます。
学校も学年の学期末に向けて、子どもたちも先生たちも慌ただしくしておりますが、みんな、よく食べてよく遊んでよく学んでね!
コミュニティ―ベースでの廃棄物管理計画の持続可能性と活動への地域住民の受け入れを確保するためには、コミュニティへのリーチと地域住民の参加の推進が最も重要です。廃棄物管理は、技術的な問題よりも社会的および市民活動に関係しています。すべての廃棄物管理計画には、コミュニティの住民による参加システムが組み込まれている必要があります。コミュニティで計画を共有すること、より良い賛同、責任の意識が共有されることが大切です。
コミュニティ参加型の活動では、リスク管理も大切になります。参加する人々が廃棄物管理にどのような経験をしているかを必ずしも知っているとは限りません。エンゲージメント戦略を考えるとき、コミュニティについてよく考え、どう活動を伝え、すそ野を広げていくかということも重要です。LBI は、コミュニティベースの廃棄物管理活動の実施をコロゴッチョの人々と継続的に推進していきます。
参加してくださったみなさま、10月もお疲れさま、そしてありがとうございました。アサンテ・サーナ!(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
木は人と場所とのつながりを与えてくれます。木は空間の視覚的な質を高め、環境、レクリエーション、コミュニティに利益をもたらします。実際、コミュニティでの植樹活動には多くの利点があります。共有スペースに木を植えることは、人々がコミュニティに参加する機会を提供し、土地とのつながりが感じられるようになります。木は健康上の利点を提供します。汚染を吸収し、酸素を提供します。さらに、鳥の回廊の提供、生物多様性、水質の改善など、植林には多くの環境上の利点があるのです。 LBI は、ナイロビ川沿いの生物多様性と健全な環境をコミュニティの人々に提供することを目的に活動を継続させています。今月も、たくさんの子どもたちと地域住民の方が活動に参加してくださいました。アサンテ・サーナ! (”アサンテ・サーナ”はスワヒリ語でありがとうございますという意味です。)
最終学期の3学期もあと1か月ほど。アマニ教育センターでは日々、子どもたちが勉強に、遊びに、そしてご飯もたくさん食べて元気にしています。11月には、最上級生の8年生は、ケニア小学校卒業認定試験(KCPE)のために、6年生は、新しい学制で中学校に進学するための試験を受けなくてはなりません。
みんな、良く学び良く遊んで頑張ってね!
LBIでは、元青年海外協力隊の薬師川様の運営するAlphajiri様と協働で、コロゴッチョの学校の子どもたちに給食を提供するプログラムを実施しています。
世界的なインフレの波、そして円安の経済動向は、容赦なく草の根の支援活動にもストレートに影響を与えてきます。
コロゴッチョの子どもたちに新鮮な食材を届け、健全な食育を推進するため、そしてSDGs2の達成に向けて、LBIは引き続き活動を進めて参ります。
みんな、たくさん食べて、友だちと仲良くたくさん学んでね!
LBI の活動の重点の 1 つは、住環境の質を再構築し、土壌と重要な流域を復元すると同時に、環境に健全な森林があるコミュニティの生活へと進化させることです。
9月の植樹は晴天に恵まれ、学校もちょうど学期の中休みでしたが、多くの子どもたち、また地域住民の方が参加してくださっています。ナイロビ川河川敷の環境修復と緑豊かなコミュニティを目指して、LBIは引き続きグリーンベルトムーブメントを進めて参ります。
みんな、参加してくださりありがとうございます!アサンテ・サーナ!(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
定期的な廃棄物収集は、世界のより裕福な地域では当然のことと考えられていますが、この基本的なサービスがない状況で生活している何十億もの人々がまだいます。そのようなサービスがない場合、人々は自分の住んでいる場所の近くで廃棄物を投棄したり焼却したりします。これらの慣行は、公衆衛生、地域経済、および環境に有害であり、特に水路に近い地域では、環境に大きな負荷をかけ汚染を進めることが証明されています。たとえば、プラスチック包装廃棄物は、排水を妨げて海を汚染するだけでなく、燃やされると肺、目、皮膚に有害であり、都市の大気汚染の主な原因となります。
コミュニティベースの廃棄物管理プログラムは、低コストで効果的で魅力的な廃棄物管理システムを備えた都市廃棄物管理サービスがない、または不十分な状況にある人々に提供します。このようなシステムは、次のことを奨励します。
・環境に対するコミュニティメンバーの直接的な関与と説明責任
・廃棄物の収集と削減の追跡
・家庭レベルでのごみの分別
・貴重品・リユース品の現場活用
・有機廃棄物の堆肥化
・公共の収集サービスによる廃棄物の収集と処理場への運搬。
LBI は、コロゴッチョの地域の人々と継続的に地域に根ざした廃棄物管理プログラムを推進しています。
9月16日(金)は、2学期の最終日になります。9月25日までは学校は短い休みに入り、翌9月26日(月)から最後の3学期が始まることになります。3学期は11月25日(金)までで、11月28日(月)からは、ケニアの100万人以上の子どもたちが受験する全国小学校卒業認定試験(KCPE)がはじまります。
短いお休みですが、3学期も元気なみんなに会えますよう。
大統領選挙も終わり、落ち着きを取り戻した感のあるコミュニティですが、学校も再開となっています。
世界的なインフレーションの波は、アフリカにも容赦なく押し寄せ、物価が高止まりのまま(野菜によっては、この数か月で150%の値上げ!)貧困層の生活を直撃しています。
LBIでは、そんな中にあっても子どもたちがきちんと給食を食べ、健康な生活を送られるよう給食食材の変わらぬ確保に努めています。もちろん品質の良い食材の提供は、元青年海外協力隊の薬師川様のアルファジリのご尽力あってのことになります。
アルファジリ様、物価が上がるなかにあっても変わらぬ食材のご提供、本当にありがとうございます。
みんな、たくさん食べて、友だちと仲良く元気に学んでね!
あいにくの空模様でしたが、8月もコロゴッチョでのグリーンベルト活動、80名以上の地域住民、そして子どもたちと共に終了しています。今期は、環境汚染が進むナイロビ川の河川敷の土手を中心に環境修復のための植樹を進めています。(集合写真に出ている成長した木々もわたしたちが植樹したものになります。)
植樹によるグリーンベルト活動は、温室効果ガスを吸収し、気候変動を緩和させるだけではなく、地域住民の憩いの場としても機能しています。また、環境汚染著しいナイロビ川河川敷の環境修復を進めることは、地域コミュニティの環境の質そのものを向上させるためにも欠かせないものです。地域コミュニティの持続可能な未来のため、引き続きLBIは、グリーンベルト活動を推進していきます!みんな、お疲れさまでした。アサンテ・サーナ。(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
LBIでは、2019年に続き、アジアからの留学生インターン受け入れプログラムに参加しています。今回は東洋大学2年生に在学する陳さんがLBIに来てくださいました。
陳さんは、これまでのボランティア活動経験から貧困地区の人々の権利擁護、とりわけ、発展途上国に暮す子どもたちの貧困問題や教育・福祉支援活動を行いたいという希望を持っています。実際に留学先の大学でも、社会福祉を専攻し、どうすれば貧困地域の社会環境が改善されるのかについて学んでいるところです。今回のインターンプログラムでは、実際に貧困地域で活動を展開する日本のNGOでその活動の知見や経験について学び理解を深めることで、将来的にUNICEFなどの国際機関での活動も視野に入れています。陳さん、これからどうぞよろしくお願いいたします!
7月、8月とナイロビでは最も涼しい季節ですが、10度近くまで気温が下がり、朝晩も冷え込みを一段と感じる日々です。
コロゴッチョでは、子どもたちが日々たくさん食べて元気に学んでおりますが、今週は、大統領選挙ウィークということで、教育省からも通達がでているためお休みとなります。
5年に一度の選挙、今年は平和裏にとにかく無事におわってくれることを祈るばかりです。
学校は、15日(月)から再開になります。もちろんこの休日の期間も、授業の実施はありませんが、学校は子どもたちに開放されています。(いざというときの緊急避難場所の機能もあります。)LBIでは、今週は特にコミュニティ内の見回りと連絡を強化して、暴動が起きた時にはすぐ対処(避難)できるよう食糧と水も確保して備えています。何事もありませんように。
アフリカでは、廃棄物管理は、地域社会の大きな負担となっています。特に都市部では、住民が排出する廃棄物の処理が大きな問題です。多くのアフリカの都市のように、ナイロビでも人口増加に対応するための行政とコミュニティメンバー間の廃棄物マネジメントの統合プログラムの欠如に起因する課題に直面しています。LBIは、地域の廃棄物管理システムの負担を軽減するために、住民参加での活動の重要性を呼びかけながら、クリーンアップとプラスチックやアルミの分別回収を進めています。
7月もみなさま、お疲れさまです!
7月も、元青年海外協力隊の薬師川様のアルファジリ様との連携による食材の提供がコロゴッチョで行われています。
世界的なインフレの嵐は、アフリカ・ケニアにも混乱をもたらす中、変わらず高品質の産地直送の食材を届けてくださるアルファジリ様には、本当に感謝です。
環境にやさしい有機農法でつくられた栄養価の高い大豆食品もたくさんとって、みんなすくすくと元気に大きくなってね。
食育は、子どもたちの成長にとってかかせない、大切なテーマです。
赤道に沿って、若干南半球側に位置するナイロビでは、7月は朝晩の気温が下がり肌寒い季節となります。
そんな中にあっても、コミュニティスクールの子どもたちや地域の皆さまにもご参加いただいて、7月の植樹活動が元気に行われました。
ナイロビ川河川敷に沿って行われているグリーンベルト活動も8年近くになり、緑に覆われるところも出て参りましたが(写真に出ている木々は、わたしたちが植樹したのもになります)、まだまだ環境修復・保全活動が必要な個所は多く、今年度も引き続きコミュニティスクールの子どもたち、そして地域の住民の皆さまと共に植樹活動を進めて参ります。ただ木を植えるだけではなく、クリーンアップと土壌の改善も併せて進めています。「木を植えることは、希望の種をまくこと」というノーベル平和賞のワンガリ・マータイ博士の言葉をモットーに頑張って参ります。
参加した皆さま、お疲れさまでした!
皆さまの厚い御支援のお陰で、倉庫から始まった学校も、いまでは3階建ての図書館もある校舎で子どもたちは日々学んでいます。
ですが、まだまだコロゴッチョのより多くの子どもたちを受け入れるためには十分ではなく、衛生的な給食室の設置も含め、学校拡張のための土地取得を目指しています。ちょうど、今月、学校の裏側に住む女性の方から土地を売りたいというお話をいただいておりました。現地の代表のフローレンスとマイケル校長先生が取得を目指し、交渉中になります。
2021年中には、学校の目の前の青いバラックの小屋の撤去を目指して、地域のビレッジエルダーや行政官の方と話を続けて参りましたが、結局法外な額を要求され実現には至りませんでした。
今度こそ、用地取得がうまくいくよう、祈るような思いでおります。
LBIは、2022年度の年次総会&活動報告会を一般公開で開催いたします。皆さまのお陰をもちまして、10回目の年次総会を迎えることができました。ありがとうございます!今回も、コロナの現状を考慮して昨年に続きオンライン開催とさせていただきます。(参加登録してくださった方には、メールアドレスにご招待用のURLをお送りいたします。)お陰様で、2022年度も多くの現地の素晴らしいアクターの方たちと提携しながら、多くの活動を行うことができました。この春には学校の新しい教室も2つ完成しています。いまの現地の状況、国際協力NGOの運営にご関心のある方、ケニア・スラムでの草の根の活動を知りたい方、どなたでも歓迎いたします。どうぞこの機会にLBIの活動にご参加ください!
日時:2022年6月25日(土) 午後7時半~(一時間半ほど)
参加登録:https://forms.gle/mz6YG9dEHaXsdrQb6
連絡先:LBI事務局 Email: littlebees@littlebeesinternational.org
みなさまのご参加お待ちしております!!
6月の食材がAlphajiri様からコロゴッチョのコミュニティスクールに届けられています。いつものように、栄養価の高いミゴリ産の大豆食品とともに、新鮮や野菜や果物もたくさん届けてくださいました。原油価格の高騰と世界的なインフレの影響がナイロビにも押し寄せる中で、これだけの食材の提供は子どもたちの大きな支えとなります。全ての子どもたちが十分な栄養を得られることを目指すSDGs2の達成のためにも、これからもコロゴッチョのコミュニティスクールに質の高い食材と栄養を届けて参ります。
薬師川様をはじめAlphajiriのスタッフの皆さま、本当にいつもありがとうございます。アサンテ・サーナ!(アサンテ・サーナはスワヒリ語で”ありがとうございます”の意。)
ケニアではこれまでPrimary school (小学校)が8年、Secondary school (中高)が4年の学制システムがとられてきましたが、いよいよ今年から、Primary が6年になり、Junior Secondary (中学校)3年、Senior secondary (高校)3年の日本のような、6・3・3システムの切り替えが始まります。11月には、例年のようにケニア小学校卒業認定試験(KCPE)が8年生を対象に行われるほか、Junior secondary 進学のため、6年生も新たに試験をうけることになります。とはいっても、まだ、受け入れてくれるJunior Secondary がどこになるのか、不明なところが多く、学校関係者みな不安な状況です。保護者の方たちも、Junior secondary ができることで学費の負担増がおこることを心配しています。特にコロゴッチョのようなスラム地域の子どもたちが行けるJuniro Secondary は近隣にできるかどうか、大きな問題です。子どもたちは、進学に向けての日々の学習に一生懸命がんばっています。何とか学制の移行が無事に進みますよう、みな祈るような気持ちで教育活動がんばっています。
5月に入って新学期も大分落ち着いて参りました。まだまだコロナのための変則的な学期スケジュールが続きますが、しっかり栄養のある給食をモリモリ食べて、みんなと仲良く勉強してね。
4月の最終週から新学期がはじまって、コロゴッチョでも子どもたちが元気に活動しておりますが、5月の給食食材が届けられております。いつものように、元青年海外協力隊の薬師川様が設立された小農家組合Alphajiriの産地直送の新鮮な果物と野菜、そして栄養価の高い大豆食品とポーリッジが、コロゴッチョのコミュニティスクール(今回は、ビックペンスクール、KNDスクール、そしてアマニ教育センターの3校)に届いています。
給食プログラムをはじめてからもう8年近くになりますが、コロゴッチョでは子どもたちに感染者の多かった結核もかなり減り、子どもたちの表情にも明るさが戻ってきています。
コロゴッチョの子どもたちに、質の高い教育と栄養を届けるためLBIは、引き続き現地の様々なアクターの方たちと協力しながら活動を力強く進めて参ります。
みんな、友だちとたくさん食べて、良く学んでね!
故水川先生のこれまでのご業績、お人柄を偲んで、アマニ(”平和”)教育センターの図書室を”Dr. Mizukawa Hall"と名付けることがLBIの現地ミーティングで決定し、早速文字がペイントされています。
何もないところから学校の校舎を建てましたが、土地の購入資金も水川先生ご夫妻が支援してくださいました。
いまでは、多くの子どもたちが学び、元気に巣立って行っておりますが、このアマニ教育センターの図書室を利用するたびに、優しい眼差しで子どもたちの成長を見守ってくださった水川先生のことも思い出してくれればと願っています。
水川先生、お陰様で先生が遺してくださった学校の子どもたちは、日々元気に学んでいます。もう直接お話はできませんが、どうか遠くから見守っていてください。
5月はケニアでは雨期真っ盛りになります。
女性たちのバック製作の作業場では、雨が入り込んでせっかくのミシンを濡らして機材をだめにしないよう、窓枠にカーテンをつるし、カバーをかけています。
コロゴッチョから歩いて通える距離に設置された、治安の良い作業場は、雨季のじめじめした天候の最中にあっても女性たちの良い憩いの場となっています。
感染率1%をきっているケニアですが、まだまだ感染症対策は必要であり、「マスクをつけよう」「手洗いをしよう」といったアドボカシーメッセージ付きのバックは、現地でも人気となっています。
SDGs12「責任ある消費と生産」を達成するために、コミュニティ内における循環型社会の形成を目指し、リサイクルワークショップに継続して取り組んでいます。
バックは、女性と子どもたちのエンパワーメントのためのアドボカシーメッセージ付き(”Education is power”や”Mottainai”など)のバックの製作に取り組んでいます。
CHWのジェシンタによる健康管理活動(消毒薬の常備、うがい手洗いの慣習化)や現地で活動するHIV研究家の稲田先生の御指導もあって、参加者にはHIV陽性者も多いですが、幸いなことにいまだワークショップ参加者から症状の出た方はおりません。
4月に入って、新しい参加希望者も出てきて、ミシンの使い方の練習に取り組んでいます。
女性グループは、子どもたちとともにLBIの活動です。
みんな、体調に気を付けてがんばってください!
2019年から現地のASCC(Action Support Care Center)を講師にお迎えして3年間にわたって実施された、子どもたちの心のケアのための教員を対象にしたアートセラピー(コンサルテーション)研修が2022年3月をもって、修了となっております。
最終セッションとなった3月には、参加者がS/GBVの主要な定義と用語について理解を深めるために、S / GBVの主な原因であるGBVを取り巻く環境を特定し、ジェンダーに基づく暴力が蔓延しているさまざまな状況、その主な犠牲者と加害者、その理由について話し合います。S/GBVは、特に女性の人権にとって、大きな侵害です。セッションでは、ジェンダーに基づく暴力の一形態としての性的搾取と虐待の理解を深め、虐待、環境、生存者の心理学をさらに探求することを目的としていました。
3年間の研修には一区切りがつきましたが、コロゴッチョスラムの子どもたちは、社会経済的脆弱性から発生する様々な形の暴力に日常的にさらされています。
そうした子どもたちの心のケアを実施することで、子どもたちの明るい未来を守っていきます。
参加者のみなさま、3年間、お疲れ様でした!
第31回目となる"Mottainai" 環境セミナーが、3月19日に開催されています。今回も100名を超える参加者が、コロゴッチョのコミュニティホールに集い、アフリカ児童教育基金の会(ACEF)からの講師、エンブのワンガリ・マータイことモーリー女史と環境専門家のライナス氏のもと、およそ2時間半にわたってコミュニティの生物多様性、循環型社会形成のための行動変容、日常生活の中で変化を起こしていくことを中心に学んでいます。併せて、COVID-19感染症予防対策のための、手洗いやマスクの着用など必要なことも学びました。モーリー様、ライナス様、素晴らしい講義ありがとうございます!参加者のみなさまもアサンテ・サーナ!(スワヒリ語で”ありがとう”の意味。)
3月21(月)から25(金)までエンブ県のトップスクール、アフリカ児童教育基金の会(ACEF)様の小学校で、コロゴッチョのボランティア教員を対象に、質の高い教育を子どもたちに届けるための教員研修が行われています。クラス運営で大切なことや、各教科の重要なポイント、学校の目標の立て方や日常の子どもたちとの接し方に至るまで、泊まり込みでみっちりと教えていただきました。今回は、またケニア全土で進められているICT教育についても学ぶことができています。
貧困のために、教員資格を取るための学校に通えなかったコロゴッチョのボランティア教員を対象に、質の高い教育をコロゴッチョの子どもたちに提供することを目指して、LBIは、教員研修の機会も提供しております。ACEFの皆さま、カリユキ校長先生をはじめとする先生方、5日間、本当にお世話になりました。教育の質を高めるため、コロゴッチョの教育活動、みなで頑張って参ります。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます!
第32回目となる"Mottainai" 環境セミナーが、3月19日に開催されています。今回も100名を超える参加者が、コロゴッチョのコミュニティホールに集い、アフリカ児童教育基金の会(ACEF)からの講師、エンブのワンガリ・マータイことモーリー女史と環境専門家のライナス氏のもと、およそ2時間半にわたってコミュニティの生物多様性、循環型社会形成のための行動変容、日常生活の中で変化を起こしていくことを中心に学んでいます。併せて、COVID-19感染症予防対策のための、手洗いやマスクの着用など必要なことも学びました。モーリー様、ライナス様、素晴らしい講義ありがとうございます!参加者のみなさまもアサンテ・サーナ!(スワヒリ語で”ありがとう”の意味。)
雨季前の3月、晴天の中、植樹活動が2つのコミュニティスクールから50人以上の子どもたち(総勢約80名)とともに行われています。ケニアでは、第2週にKCPE(小学校卒業認定試験)も行われ、コロナで学期スケジュールが不規則になる中、久しぶりに学校が7週間の休みに入り、コロゴッチョの子どもたちも貧しいながらも元気に過ごしております。2019年度からは6つのコミュニティの小学校での教育提携活動を進めて参りましたが、学校間の連携も進み、コロゴッチョの子どもたちをコミュニティみなで支えていく環境も整えられてきました。まだまだスラムの中心部を流れるナイロビ川の河川敷にはゴミが堆積している場所が多いですが、植樹活動を積み重ねていくことで、一歩一歩改善に向けて進んで参ります。参加してくださったみなさま、ありがとうございます!
1月末よりコロゴッチョ現地において保健クラブ活動をはじめとする様々な活動をコーディネートしてくださっていた小林さんが、帰国のためケニアを出発しています。
ありがとう小林さん!みんなとっても感謝しております。
ケニアの100万人以上の子どもたちが受験する、KCPE(小学校卒業認定試験)2日目の様子になります。現地に引率しているアマニ教育センターのマイケル校長先生が撮った写真になります。みんな、緊張した面持ちで座っています。みんな頑張れ~
ケニアの100万人以上の子どもたちが受験する、KCPE(小学校卒業認定試験)がこの月曜日(7日)から始まっています!
試験は、7日~9日の3日間行われ、この試験の結果、セカンダリースクールへの進学が決定するので、子どもたちも真剣です。
(大人になってからもKCPEの提出が求められたりするなど、ある意味子どもたちの一生に関わる一大イベントなのです。)
アマニ教育センターでは、先週の金曜日(4日)に壮行会が開催されています。みんな、元気にがんばってね!
2月のコロゴッチョでの廃棄物マネジメント活動です。コロゴッチョスラムでは、もともとが都市ナイロビからの廃棄物の搬入場所だったために、放置された廃棄物が日常生活の一部となってしまっていました。活動を継続させることによって、適正な廃棄物の管理と処理がコミュニティの生活の質をあげていくこと、プラスチックやアルミといったものはリサイクル・リユースが可能であることをCEWを中心に理解が進み、分別して運ばれる量、業者に振り分けられる量も格段に増えました。3R(Reduce, Reuse, RecycleI+1R(Respect)の4Rがしっかりと根付いたコミュニティを形成して参ります!
"Mottainai オ~イェ~”という元気な声が、コロゴッチョに帰ってきました!コロナのパンデミック発生以来、感染のリスクから講師参加を休んでいたエンブ県のワンガリ・マータイことモーリー女史が、約2年ぶりに、コロゴッチョで、"Mottainai"環境セミナーの指導を行ってくださっています。
コロナの感染率が1%を切ったとはいえ、まだまだ感染のリスクに気を付けて行かなくてはならない中で、今回は、手洗いの実地指導も行っていただきました。
パンデミックによる規制の背後で、あふれ出る廃棄物による環境汚染が大きな問題となっていたコロゴッチョで、モーリー女史と、環境の専門家ライナス氏による"Mottainai"セミナーは、コミュニティの人々の環境意識と公衆衛生に対する正しい知識の啓発へとつながり、大きなエンパワーメントをもたらしてくれています。モーリー様、本当にお帰りなさい!これからも"Mottainai"をコミュニティに根付かせるための活動、ご協力お願いいたします!
12月から始めた、コロゴッチョの貧困家庭と子どもたちの緊急食糧支援も3か月目に入りました。提携する元青年海外協力隊員の薬師川様のアルファジリ様より、たくさんの新鮮な野菜、果物、そしてミゴリでとれた栄養価の高い大豆食品が提供されています。
原油価格の高騰は、アフリカのコミュニティの貧困層の生活に大きな影響を与えておりますが、LBIは、コミュニティの人々に寄り添った支援、活動を展開しています。
日本からのたくさんの温かいご支援、本当にありがとうございます!
生物多様性の保存とその便益が持続可能なコミュニティ形成のための子どもたちの行動変容につながることを確認するため、各コミュニティスクールにて子どもたちの健康状況のチェックを公衆衛生活動と併せ実施しています。今月から、現地のコーディネーターで元青年海外協力隊員の小林さまの活動サポートのため、現地の大学USIUに通う留学生の佐々木さまがLBIにインターンとして参加してくださっています。ピークアウトを迎え、コロナ感染率が1%を下回る中で、コロゴッチョの子どもたちも元気に活動を行っています!みんな健康に気を付けて過ごしましょう!
LBI Greenbelt Movementは、動物の生息環境を再建し、土壌と重要な河川の流域を回復することでコミュニティの生活を改善することを目指す運動です。これは、より健康的で環境に優しい環境のために共有スペースに持続可能な方法で木を植えるコミュニティ参加プログラムです。このイニシアチブは、炭素排出量を相殺し、周囲の環境を変革しながら、植樹のもたらす利点についてコミュニティの人々に啓発していきます。
2月も、多くのコミュニティスクールの子どもたち、そして住民が参加してくださいました。学校で飼育するノウサギたちも活動に加わり、堆肥による土壌の質の向上も目指しています。
引き続き、ナイロビ川河川敷の生物多様性の回復と保全を目指して活動して参ります。アサンテサーナ!(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
毎年この時期は、年次報告書をケニア管轄官庁であるNGOビューローに年次報告書を提出しなくてはなりませんが、現地のコーディネーター小林さま(元青年海外協力隊員)が書類手続きの方を無事済ませてくださいました!これが終わると、また新たな1年の活動も安心して遂行していくことができます。2022年もLBIは、引き続きコロゴッチョの人々に寄り添った活動を展開していきます!
小学校の養護教員であり、青年海外協力隊員として学校保健活動の業務経験も豊富な小林さんが、LBIの現地事業担当として、活動に参加してくださっています。コロゴッチョのコミュニティスクールの子どもたちの健康促進のため、学童保健クラブ活動を中心にしながら、現地のフローレンスやマイケル校長先生のサポートもしていただいております。身長や体重測定からはじまり、子どもたちの健康状況の把握など忙しい日々ですがお体大切に、コロゴッチョの子どもたちのことよろしくお願いいたします!
LBIの大切なミッションの1つは、コロゴチョのすべての学齢期の子供たちが学校給食にアクセスでき、健康で学ぶ準備ができる環境を提供することです。多くのコロゴチョの子供たちは毎日、空腹状態で学校に通っています。空腹は集中力と学習能力に影響を与えます。また、特に女の子は、家族が家事や洗濯業をさせるために彼女たちを必要としているために、学校に行けずにいることも多いのです。
より良い健康と栄養は、子供たちがより良い学習とパフォーマンスを可能にし、教育の可能性を広げます。学校給食と健康プログラムは、特に女子学生に教育への参加を可能とし、早期の強制的な結婚や妊娠から彼女たちを守ります。学校給食プログラムは、家族が子供を学校に入学させ、維持するためのインセンティブとして機能するのです。両親が昼食の予算を立てる必要がなくなるので、収入が増え、貧困を緩和するのに役立ちます。学校給食は貧しく脆弱な家庭の収入を助け、複数の子供を持つ家族にとって大きなサポートになるのです。子供とその家族に利益をもたらすことで、学校給食と健康は、”人的資本”と呼ばれるもの、つまり人口の健康、スキル、知識、経験、習慣を構築するのに役立ちます。LBIは、コロゴチョのすべての子供たちに優れた栄養プログラムを提供するために、コロゴチョの学校と協力していきます。
みんな、たくさん食べて元気に学んでね!
長引くコロナの影響は、経済や物流にも影響を与え、それはアフリカのスラムコミュニティの貧困層の生活にも大きな被害を及ぼしています。LBIでは、そうした苦境に直面した貧困層世帯、子どもたちを支援するために、12月に引き続き1月も緊急食糧支援を実施しています。多くの新鮮な野菜や果物を提供してくださった、元青年海外協力隊の薬師川様のアルファジリ様に今回も御協力いただいております。現地からは、多くの感謝のメッセージが寄せられておりますが、こうした活動を継続できますのも、日本の皆さまの温かい応援、御支援あってこそになります。本当にありがとうございました。
毎週水曜日は子どもたちを対象にした環境事業の時間です。2021年度は、複数のコミュニティスクールと協働で、順番に参加してもらっています。今月のテーマは、衛生とフードセキュリティ。普段自分たちが口にしている食べ物が健康や環境にどう影響しているのか、マイケル校長先生の熟練した指導の下、みんなで楽しく学んでいます。国連機関WHOも食の安全における地域戦略も策定していますが、概念から老年期までの人生全体に浸透する分野横断的な問題である、食料安全保障、食品安全、栄養、および健康において、持続可能な進展のためには、包括的で一貫性のある調整された地域戦略が必要とされています。
LBIでは、コロゴッチョの学校では、元青年海外協力隊の薬師川様のアルファジリとともに、有機農法による栄養価の高い食品の提供を子どもたちに行ってきていますが、子どもたちの健全な食育のため、そして持続可能なコミュニティライフのために、環境教育を実践して参ります。
日本ではお正月休みですが、コロゴッチョではすでに新年の活動が始まっています。昨年末も最後まで、学校の教室増築のための見積もりの策定や、奨学生の進級に関わる教育費の支出対応に追われていました。そして年明けすぐに、学校の新学期に向けたリサイクルスクールバックの製作に女性グループは取り組んでいます。まだまだ大変な状況が続きますが、無事に年を越し、みなで元気に活動できること、そして日本の皆さまからのたくさんの支援に感謝しつつ、2022年もLBIは変わらず全力でコロゴッチョの女性と子どもたちの支援、そして循環型社会形成に向けた活動に取り組んで参ります!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2021年も残すところあと1日となりましたが、最後までコロゴッチョでは、持続可能なコミュニティ形成のための環境活動が行われています。プラスチックやアルミ等の大量の廃棄物の分別も参加者の手際も慣れ、スムースに行われるようになってきました。
自発的な住民の手による分別回収がコミュニティに根付いていくよう、啓発活動も行いながら、コミュニティの人々に寄り添った活動をLBIは来年も継続させていきます。
2021年も、多くの温かい御支援と共に無事に活動を継続することができました。年末の12月には緊急食糧支援も実施しておりますが、年が明けてもこちらも継続させていきます。本当にありがとうございます。学校の運営、教員の研修、LBI希望基金による奨学生の支援、HIV研修、アートセラピー、ノウサギの飼育、養蜂活動、植樹とグリーンパーク活動、環境教育、本当にたくさんの活動を本年も実施いたしました。ここ数年、パンデミックで世界全体が大変な時期を迎えておりますが、乗り越えた先に新しい希望と未来が待っておりますよう、来年が皆さまにとりましても良き年となりますよう、コロゴッチョの仲間たちと共に祈念しております。本年も本当にありがとうございました。アサンテ・サーナ!(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味)。
2021年のクリスマス・チャリティイベントが、アマニ教育センターのホールで開催されています。今年も100人以上のストリートチルドレンが集い、歌や踊りをしながら、お菓子やジュースを楽しみ、プレゼントの洋服にとても喜んでいました。こうしたチャリティイベントをコロゴッチョで毎年開催できますのも、日本の皆さまからのたくさんの温かい御支援と応援あってのことになります。たくさんの贈り物に感謝しながら、コロゴッチョの子どもたちもクリスマスを楽しみました。全ての子どもたちにメリークリスマス!!
世界的な燃料価格の高騰によるインフレーションの波は、ケニアにも届き、生活必需品の価格の値上がりが続く中、コロゴッチョスラムの住民、子どもたちの生活を支援すべく、緊急食糧支援を元青年海外協力隊の薬師川様のアルファジリ様と一緒に実施しています。今回は、6つのコミュニティスクール、そしておよそ100世帯を中心に穀物、野菜、果物等食糧の配布を行いました。
2021年も終わりを迎えつつありますが、スラムの貧困層の人々が、少しでも落ち着いた年越しを過ごせますよう、LBIは地域に寄り添って支援活動を展開して参ります。
ケニアでは、不規則な天候が続いています。長雨が続いた中で、ようやく青空が広がる中、12月の植樹活動を子どもたちや地域の住民たちと元気いっぱいに行いました。今回は、コロゴッチョのnナンバーワンスクールである、レヘマスクールの子どもたちも参加し、80名以上が参加してくださいました。
気候クライシスとも称される状況が続く中、ナイロビ川河川敷の生態系の回復と緑地化、そして気候変動の緩和を促進させるためのグリーンベルト活動を継続させていきます。SDGs 13&15の達成を目指して、コミュニティでの活動をグローバルにつなげます。参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
先月に引き続き、Apphajiriの代表で元青年海外協力隊員の薬師川様が、200kgのbeansといっしょに、コロゴッチョを再度訪問してくださっています。今回は、LBIが提携する6つのコミュニティスクールを調査を兼ねて回られました。ケニアの穀倉地ミゴリで取れたbeansは、栄養価も高く、子どもたちもとても喜んでいます!薬師川様、たくさんの御支援、そしてご訪問、本当にありがとうございました!アサンテサーナ(スワヒリ語で”ありがとう”の意味)。
アフリカの都市部における廃棄物マネジメントは、大きな課題の一つであり、住民の健康問題、環境の脆弱性、持続可能な発展を阻害する要因となっています。LBIでは、そうした課題を解決するために、住民参加型の廃棄物マネジメントシステムをコミュニティに根付かせるために、Community Environment Workers (CEWs)を中心にしたクリーンアップと、プラスチックやアルミ等の分別回収も進めています。規模と循環サイクルの確立のために廃棄物業者の方とも提携して進めていますが、コミュニティにあふれる大量の廃棄物もこうした草の根の活動によってシステマティックに処理されるようになってきました。継続と住民参加型のボランティアシップの輪を広げていくことで、循環型社会の形成を進めていきます!
LBIは、11月6日と13日の2週にわたって、コロゴチョのアマニ教育ホールで、NPOイルファ―の稲田先生の下で、コミュニティヘルスワーカー(CHWs)とコミュニティスクールの教師を対象にしたHIVトレーニングを開催しています。このトレーニングの目的は、HIVへの問題意識を高め、コミュニティやコミュニティスクールでHIV関連の問題に対処するための方法を学ぶことです。
今回は、クイズで感染症の総合的な理解とHIVの全体的な歴史に焦点を当てながら、参加者はHIVに関する核となる基本的な事実と知識を理解しています。
1)HIV検査が重要である理由。
2)HIV検査の仕組み。
3)HIVが人の健康にどのように影響するか。
4)HIVの治療法にはどういったものがあるか。
5)HIVに対する偏見を減らすために私たちにできること。
NPO ILFARの稲田先生の、HIVを予防しアフリカでHIVと共に生きる人々を救うための情熱と献身的なご活動に心から感謝しています。日常の活動の中でお疲れのところ、2週にわたって週末にコロゴッチョまで足を運んでくださった稲田先生に敬意を表してアサンテサーナ!(スワヒリ語で"ありがとうございます”の意味。)
今年度の植樹活動は、アマニ教育センターだけではなく、コロゴッチョの6つのコミュニティスクールの協働活動として、実施しています。11月は、Traditional Birth Attendance (TBA)スクールの子どもたちが参加してくれました。TBAは、設立されたからまだ5年くらいのコミュニティの新しい学校ですが、ローズマリー校長先生の力強いリーダーシップの下、リソースの獲得に努め、学校として設備の拡充に励んでいます。ローズマリー先生自身も、LBIの”Mottainai"環境セミナーや廃棄物回収活動に積極的に参加してくださっています。今回も、地域住民の皆さまを含め、80名以上の方が参加してくださりました。
今年度は、ナイロビ川の対岸部分の緑地化に取り組んでいますが、散乱するゴミを片付けながら、急な斜面の多いところで、少しづつ苗が根付くよう注意深く植樹を進めています。
今回も参加してくださったみなさま、本当にお疲れ様でした!
11月も、アルファジリ様から提供された栄養価の高い新鮮な食材がアマニ教育センターに届けられています。子どもたちの元気いっぱいの笑顔が活動の原動力です。コロゴッチョ内の提携するスクールで、早速子どもたちみんなで果物を分かち合っています。
SDG 2の達成はもちろん、スラムに暮す子どもたちみなが、置き去りにされることなく、豊かな食育によって育まれる日々を目指して、引き続き、子どもたちのための給食プログラム、進めて参ります!Twende! (いっしょに、の意味のスワヒリ語)
いつもアマニ教育センターの給食の食材を提供してくださっているアルファジリ様が、代表の薬師川様とともにアマニ教育センターを訪れています。1サック分のいっぱいの主食のbeansも寄贈してくださいました!スラムにおける食育の進展は、脆弱な環境下での栄養対策としてとても大切ですが、子どもたちも先生方も本当に感謝しております。
アルファジリは、元々青年海外協力隊のケニア隊員だった薬師川様が、任地のミゴリの大多数を占める貧困に直面する小農家の方たちを支援するために結成された小農家組合になります。
薬師川様の素晴らしいご活躍により、ナイロビの住宅街の中に、産地直送販売のお店を出店し、キベラにも新たに店舗を設置するほど、順調に業績を伸ばしてきておられます。
いつも素晴らしい食材のご提供、そしてご協力本当にありがとうございます。今後とも、ぜひよろしくお願いいたします!アサンテサーナ!(スワヒリ語で”ありがとうございます”の意味。)
10月も子どもたち、地域の住民たちと植樹活動が元気に行わています。活動のすそ野の拡大のため、今年度は地域のコミュニティスクール6校との協働活動に力をいれていますが、今回はRiyah Juniorsスクール の子どもたちが参加してくれています。ナイロビ川河川敷でのグリーンベルト活動も8年目を迎え、住民の憩いの場としてその面積も毎年拡大を続けていますが、今年度は、今まで力を入れてこなかったナイロビ川河川敷の対岸側の敷地をターゲットに植樹活動を広げています。傾斜が厳しいところもあり、雨季には、濁流に削られる河川敷ではあるものの、堆積した廃棄物を除去しながら、緑の芽の成長を祈り植樹を行っています。グリーンベルトは、植樹後のケアもとても大切になってきますが、地域のユース世代、ヴィレッジエルダーの長老たちとも相談しながらみなで成長を見守っています。みんな、お疲れ様でした!アサンテサーナ(スワヒリ語で”ありがとう”の意味)
10月も提携するAlphajiri様からたくさんの食材が届けられています!今回は、子どもたちのためにと、主食のGreengrumも20Kg 寄贈いただきました! SDGs2でも掲げられていますが、質の良い食育の提供は、未来を担う子どもたちのためにも達成されなくてはならい目標です。Alphajiriの薬師川様、西田様、いつもたくさんの御支援と御協力、いつも本当にありがとうございます!アサンテ・サーナ!(スワヒリ語で「ありがとう」の意味。)
シェリーは、2021年のアマニ教育センターのトップの卒業生で、成績だけでなく、将来に向けたビジョンと母子家庭の環境から新たな奨学生に選ばれた女子学生です。今日は、1学期の成績の報告に事務所に来てくれました。とっても明るい充実した表情で、それだけでみんなの疲れは吹き飛ぶようです。子どもたちの人権を守る弁護士になるという夢に向かって、ぜひ頑張ってください!
LBIでは、先月の9月も継続して、コミュニティの廃棄物マネジメント、プラスチックとアルミの分別回収を実施しています。ビニール袋の使用の禁止など、環境保護を進めるケニアにおいて、私たちの行っているコミュニティベースの住民参加型の活動は、現地でも注目を集めつつあり、コミュニティラジオ局のKoch FMが取材に訪れてくれたり、新任のチーフ行政官も視察に来てくださったりしています。9月も、廃棄物回収業者の方たちと協働しながら活動していますが、地域住民のボランティアパワーに、業者の方たちも「自分たちの仕事がなくなる・・・」と冗談交じりに言いながらも、分別回収の指導等、熱心に行っていただきました。
コミュニティから廃棄物回収の在り方、プラスチックやアルミ等の分別回収を進めていきます。参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました!10月も引き続き活動を継続していますが、引き続きよろしくお願いいたします!
リサイクルバック、エコバック、アドボカシーバックの製作は、環境活動促進、循環型コミュニティ形成のためにも欠かせない活動ですが、女性の自立支援のためにも大切な活動になります。
LBIでは、HIV陽性かつシングルマザーの女性たちから成る女性グループをKorogocho Smart Womenとして、女性支援の軸にしています。今回、エンブ県のアフリカ児童教育基金の会(ACEF)様のところで、コアメンバーのバック製作の技術向上のために研修に受け入れていただいております。朝は、8時から夜は7時過ぎまで、じっくりとベテランの講師の方からミシンの使い方、そしてデザインや製作のコツまで丁寧に教えていただきました。身に着けたスキルは、女性グループにとっても大きな資産となります。本当に大変な中でも熱心にご指導くださりありがとうございました!バックの製作、お陰様で順調に続けられています!
生物多様性とは、特定の生息地または生態系における生物の多様性を指します。多様性が増すほど、食物連鎖に共存し参加する種の品揃えが増え、豊かな生活環境が築かれていきます。実際、蜂のような花粉交配者は私たちの生態系の重要な構成要素であり、健康的で多様な食糧供給にとっても重要です。
多様な環境を提供し、実行可能な食物連鎖を維持するために連携して機能する生態系のさまざまな要素が必要とされるように、蜂もまた繁栄するために生物多様性に依存しているのです。
LBI では、スラムの密集した生活環境に配慮し、生態系の回復と生物多様性の保全のための活動として、ケニア固有のスティングレスビーズの繁殖に取り組んでいます。パートナーとして、Kenya Organic Agriculture Network (KOAN)の技術顧問のJumaさんが、3つの巣箱をLBIが進めるナイロビ川河川敷のグリーンベルトゾーンに設置してくださいました。
スティングレスビーズの活躍による生物多様性プロジェクト、コミュニティのユースたちとの協働によって進めて参ります!
シングルマザーやHIV陽性の女性たちからなるLBIのKorogocho Smart Women Group の活動広報チラシが完成しました!活動では、ジーパン工場から排出される余剰デニム生地を活用したリサイクルバックやエコバック、そして”Mottainai Reduce Reuse Recycle”などのアドボカシーメッセージがつけられたバックが製作されています。
素敵なチラシをつくってくださった理事の中内さま、増田さま、いつも本当にありがとうございます!
あいにくの曇り空でしたが、コロゴッチョのコミュニティスクール合同での植樹活動が、助成グループ、地域住民の方たちと80名近く参加する中で実施されています。
今回は、土壌汚染により酸性度が強く植生の成長に適さない、ナイロビ川河川敷の土壌の堆肥による改良も目指して、コミュニティスクールで生育するウサギたちもいっしょに参加しました。
”Planting trees: seedling, hope and peace!" という子どもたちの掛け声も響き渡り、住民ナイロビ川流域の環境再生のため、これからもグリーンベルト運動を継続して参ります。
今月も元青年海外協力隊の薬師川様が運営する小農家組合のアルファジリ様から、たくさんの質の良い新鮮な食材が学校に届けられています。選りすぐりの品質で、子どもたち、先生たちも大喜びです。早速、スイカを子どもたちに配食しています。
SDGs2では、特に脆弱な環境におかれた子どもたちの栄養改善を目標の第一に掲げておりますが、LBIはその達成にむけて継続して取り組んでいます。
大変な状況の中でも継続して大きなごサポートをくださるアルファジリの皆さま、本当にありがとうございます!
みんな、よく食べ、友だちと仲良く元気に学んでね!
コミュニティベースの廃棄物管理プログラムは、低コストで効果的で魅力的な廃棄物管理サービスがない、もしくは不十分なエリアで特に貧困層の人々の生活に大きな改善をもたらします。LBIでは、この廃棄物管理プログラムの実施にあたり、以下のことを心がけ目指しています。
・コミュニティメンバーの廃棄物マネジメントへの直接的な関与と説明責任
・コミュニティレベルでの適切な廃棄物の収集と削減の追跡
・家庭レベルでの廃棄物の分別
・貴重で再利用可能なアイテムのオンサイトでの利用
・有機性廃棄物の堆肥化
・公共の収集サービスによる廃棄物の収集を促し、かつ処理場所への輸送を行う。
8月も、LBIの女性グループ、そしてコミュニティのボランティアの皆さまは、精力的にクリーンアップ活動、そしてプラスチック等の分別活動に励んでくださいました。
スラムでは放置されているごみの量も圧倒的に多く、大変な活動ですが、持続可能で暮らしやすい清潔なコミュニティを目指し、引き続きみんなで頑張っていきます!
SDGs 2では、全ての子どもたちの健康的な食事へのアクセスを保障していますが、 LBIは、元青年海外協力隊の薬師川様が手掛ける農家組合支援のAlphajiri様から食材の提供を受けることで進めています。8月もたくさんの栄養満点の素晴らしい食材、本当にありがとうございます!みんな、よく食べ、良く学んでね!
コミュニティの廃棄物マネジメントは、住民の健康、暮らし、そして地域環境の保全にとってとても大切な課題です。7月もLBIは、CEWs(Community Environment Workers) や女性グループ、地域の住民の皆様と共に、プラスチックやアルミのゴミの分別回収、そして地域のクリーンアップ活動を廃棄物業者の方と協働して進めています。路上に堆積していたゴミの量が減り、資源ゴミとして回収されることによってコミュニティの環境がきれいになっていく様子は、参加者の方たちにとっても大きなモチベーションになっています。大変な労力もかかりますが、ボランティアで参加してくださっている皆さま、本当にありがとうございます!
ケニアの首都、ナイロビ。三番目に大きなスラム、コロゴッチョスラム。
20万人近くの人々が、国際貧困ライン(世銀が2008年設定)を下回る1日1.25ドル(約120円)以下の生活を強いられています。
コロゴッチョとは、スワヒリ語で「useless=役に立たない」を意味します。
その言葉通り、社会のはずれものとして、
周辺地域の人々からも長く差別的な扱いを受けてきました。
仕事もなければ、食べるものもない。
子供たちは学校に通えず、大人たちもHIVで苦しんでいます。
そんなコロゴッチョで暮らす人々も、
私たちとなんら変わりのない、ひとりの人間です。
毎日の出来事に喜んだり悲しんだり、
家族や友人、恋人との時間を大切にしたり。
彼らに共通していること、それは
「コロゴッチョが大好きだ」ということ。
「だからこそ、今の生活をなんとかしたい」と。
私たちはその気持ちに動かされ、活動を開始しました。
団体名、Little Bees International。
ミツバチは、アフリカでは”勤勉”さの象徴です。
一人一人は小さくても、みなで力を合わせれば
ミツバチの巣のように、おおきなことだってできます。
そんな願いのもとに生まれたLBIの活動、
ご支援いただけましたらうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
2013年7月