3月下旬から始まった雨季は、例年になく強い豪雨となってケニア全土に被害を出しています。中でもナイロビ市は、雨量が多くダムも決壊し、大きな被害が出ていることが国際ニュースにもなっています。ナイロビ川の流れるコロゴッチョでも被害が出ておりますが、これまで植樹を行ってきた河川敷が大きく浸水し、写真のように数十本大きくなっていた木々が1本だけになってしまった箇所も出てきています。主要なグリーンベルト地帯には、浸水を防ぐ岩壁も設置していますが、まだまだ雨が続くナイロビでは被害の全容はわからず、スタッフも、河川の水量が減ったところで被害確認に入っています。改めて自然災害の脅威の大きさとレジリエンスの強化、環境修復と保全の大切さを実感しています。小学校も2学期の開始が1週間延期となっておりましたが、とにかく子どもたち、住民の方たちの無事を祈りながら、スタッフとも緊急支援の対策を練っているところです。