NPOイルファ―の稲田先生によるHIV研修

ナイロビでは、3月末から行われた都市封鎖が5月1日から解除になり、急速に人の流れが活発化してきています。まだまだコロナの猛威は世界中で大きく、人々の健康状況が心配されるところです。LBIでは、2019年より現地でHIVの予防啓発活動に20年近く取り組んでいらっしゃるNPOイルファ―の稲田先生のご指導のもと、コミュニティスクールの先生方や、CHWs(コミュニティヘルスワーカー)を対象にしたHIV研修を開催しています。2021年も1月、2月、3月と開催されておりました。今年度も引き続きHIVの感染率が高いスラムコミュニティの女性と子どもたちの健康を守るため、NPOイルファ―様、稲田先生、ジュマ女史と協働で開催して参ります。学校ベースの性に関する教育は、特に若者たちの健康と福祉を考える上でとても大切です。一方で、コミュニティにおけるそうした教育は、偏見もあり困難が伴うのも現実です。そのため、本研修では、性教育のために必要なカギとなるフレームワーク、トピック、そして大切な知識とメッセージを先生たち、そしてCHWsに伝えること、さらには日々の学校生活で気を付けること、とるべき行動など実践面にも配慮して行っています。

昨年は、1000人規模でのコミュニティのHIV実態調査も行われましたが、感染率は高止まりのままでした。感染しないよう取るべき行動、そして感染がわかったあとで守るべき規範、健康を守るための薬の服用の習慣など、今年度も引き続き、実践スタイルで行って参ります。高齢にも関わらず現地に残られ奮戦する稲田先生、くれぐれもご体調管理にお気をつけてどうぞ引き続きご指導くださいますようよろしくお願いいたします。

(研修の模様は、下のリンクからご覧になります。ぜひ、ご覧ください!)

https://youtu.be/i4z3ZB-YwG4 https://youtu.be/pG_kA_5Ctps https://youtu.be/BRoBorbJ6HE https://youtu.be/i0zXYbe_mac https://youtu.be/YfKOXcLRVRs